一人になりたくて…(卒婚という選択)

60代女性の一人暮らし。本が好き。

紫色の花

薄い紫色が好きなので、紫色の花や、青色の花が好き。

ついでにそういう花模様の小物や洋服も好きなので見つけると、欲しくてなかなか立ち去れなくなる。

娘と発行している詩と短歌の二人誌は「薄紫の冬桜」という。

紫色の桜ともいわれるジャカランダという植物を見てみたくて熱海に行ったことがある。国内ではあまり見られないらしい。

 

毎日暑いので夕方に散歩に行く。

緑道にはそういうひとたちがけっこう歩いている。走っている人もいる。

なるべく人通りの少ないところを歩きたいのですぐ近くだけれど緑道を

いつも歩くとはかぎらない。

昨日は多摩川沿いの道を歩いた。体力不足でそんなには歩けないけど知らない道をみつけて横道にそれるのが楽しい。

先日、久しぶりに緑道をのんびり歩いていたら、紫色の花が元気に咲いている低木に

出会った。

あとで調べたら西洋人参木(セイヨウニンジンボク)というらしい。

冷蔵庫には必ず人参が入っているにんじん好きなわたしは思わずニコッとしてしまった。

海の京都、その2

 念願だった伊根の舟屋を見ることができて本当に良かった。

それから丹後半島を海沿いにドライブ。道の駅で「鳴き砂」実演にビックリする。

 そして、その道の駅にあったポスターを見て「海辺のブランコ」に行ってみることにする。わたしたちはこうして道の駅でガイドブックには載っていない情報を得て寄り道をすることが多く、たいていは穴場というか観光地化されてないから人も少ない所で「ここいいね!」となることが多い。

 さらに「道の駅」にはスタンプがある。列車の駅スタンプも道の駅スタンプも集めている。

 丹後半島夕日ヶ浦のビーチブランコをみつけたところ。

 

 夕日ヶ浦でスニーカーを砂だらけにしたまま今夜の宿泊地、城崎温泉へ。

城崎温泉は有名な温泉地だから高級旅館も多い。節約旅行をしているわたしたちは「喜楽」という宿を検索して予約していた。高額ではないしスタッフも館内設備もよく、個室で食べる料理も美味しかった。

 城崎温泉といえば志賀直哉の「城の崎にて」。城崎文学館へは翌日の朝行った。自分へのお土産はここで買った「本と温泉」関連のいくつか。

 旅は三日目。今日は兵庫県を出て再び京都に出る。まず玄武洞へ。ツアー客がまとまっていてあまり良く見えない。

 

 京都は床みどりが美しい実相院を目指した。数年前、娘と京都旅行した時にも行きたかったのだが交通が不便で諦めた所。今回は夫が運転するレンタカーのナビが頼り。

写真撮影が禁止の床みどりは本当に美しく、庭園もよかった。座り込んでのんびりした。

三日目の宿は京町家。

一棟貸しの町家宿泊施設が4軒並んでいて係の親切な女性が「今日は予約した人が他にいないのでどのお家でもいいですよ」と1軒ずつ鍵をあけて案内してくれた。チェックインギリギリの5時近くに行ったのにとても優しくて嬉しい。迷ったすえ手前に洋間があり奥が和室、二階がツインの寝室という家にする。自炊セットは完備している。

 

 翌日はレンタカーを返却して、電車で伏見稲荷大社へ。

昼過ぎ、帰りの新幹線に乗った。

三泊四日、楽しい旅だった。たまに会うから仲良く過ごす「卒婚夫婦」。けっこういいと思う。

海の京都

 海に面した一階部分が船を置く場所で、二階が居住スペース、という独特な伊根湾。

「伊根の舟屋」の写真を見て行ってみたい!と思ったのはだいぶむかしだった。

国内あちこちいつも旅をしているわたしだけれど、ここに行く機会がなかなかなかった。けれどやっと、チャンス到来。今回、夫婦でこの丹後半島と城崎、京都を巡る三泊四日の旅を実行してきた。

 一日目、新幹線で待ち合わせ。

 列車旅に慣れていない夫が無事に伊豆の山から来られるか心配だったけれど、ちゃんと三島駅から乗ってきた。三島に停車する新幹線は少なくここに多くの乗車客がいた。

京都に着き駅構内で軽くランチ。クロワッサンサンドのセット、と夫が注文したが出てきたのは中味のないクロワッサンとコーヒーのみ。不思議だけどレシートをみると確かにちょっと安いから「サンド」が相手に届かなかったとみえる。(確認してほしかった)

 京都から丹後鉄道に乗って舞鶴へ。荷物をロッカーに入れてバスで舞鶴レンガパークに行った。

その後、東舞鶴から「丹後くろまつ」という観光列車に乗る。スイーツコース。

小さなパンケーキのようなどら焼きのような生地に好きなようにトッピングして頂く。

車窓に広がる海の美しさと和風の車内。

絶景スポットの由良川橋梁付近ではぐっとスピードを落としてくれるので、乗客(意外に少ない)は皆、カメラを持って移動。

下を見ると多くの人達がこの海上の橋を渡る列車を写真に収めようとカメラを構えていた。


 天橋立駅に夕方到着。宿は駅から見える「天の橋立ホテル」。駅で「焼き鯖寿司」を夕食用に購入。ツインの部屋を予約していたが和洋室に空きがあったということでグレードアップしてくれた。部屋からは海と天の橋立がすっかり見渡せる。とてもいい感じ。

 翌日はホテル前のバス停から隣駅の宮津へ。そこでレンタカーを借りた。

まずすぐ近くの宮津ヨハネ教会と細川ガラシャの像を見学。そして天の橋立へ。

ケーブルカーで公園頂上まで行き、全景を眺める。

 「股のぞき」もちろん夫は実行していたけれど、アタマに血がのぼるからわたしはやりたくない。そのかわり?公園の奥にあったハートスポットで夫の自撮り棒で夫婦の写真。

 そしてようやく今回の旅の目的、伊根へ。遊覧船にのって海上から眺め、降りてからは歩いてゆっくり楽しんだ。「舟屋カフェ」を見つけたので軽食。

 

丹後半島をぐるりとドライブして城崎へと向かう。

続きはまた・・・・。

さよなら5月

 ブログ、更新しないまま日数が過ぎていった。

6月になった。5月はなにも書いていない。書いていないけど少しは出来事があった。

連休の頃は山梨から次女がきた。夫婦で上京し、夫は模試を受けるため実家へ。

この二人はとにかく勤勉というかマジメというか、通常の仕事だけではあきたらずいろんな資格を取得したりそのための勉強に励んだり関連した他の作業をしたり・・・。

 そして三人兄弟の末っ子の次女はさいごまで実家にいたからか、とても気が合って頼りにしている。久しぶりに会ったので、いろんなことをたくさん聞いてたくさん話した。楽しかった。

 アトピー体質の彼女が帯状疱疹にかかってしまったときは本当に心配した。顔や頭部に出て大変だったようだ。後遺症もいまのところ大丈夫らしいのですごくホッとした。

 中旬頃には長女が「母の日ギフト」を送ってきてくれて通院の合間にうちに来た。

娘たちそれぞれのとりあえず元気そうな様子をみたので、音沙汰のない息子にラインしてみた。仕事は変わらずにタイヘンそうだがどうにか生きてる。

「母が貸してくれた横山秀夫ノースライトが面白かった!」と書いてあった。

 

5月のお出かけは千葉の美術館へ。

一度はいってみたいと思っていたDIC川村記念美術館。東京駅から高速バスで直通で行ける。

レンブラントルノワールの作品が間近で鑑賞できて、庭園もゆっくり散歩ができてとても良かった。ただ、レストランの予約がとれなかったので直接行ってみたら一時間待ち。それで帰りは佐倉駅に出て総武線で帰ってきて、東京駅構内で遅いお昼ごはんを食べることになった。

 

 それから5月末には夫婦で丹後半島を旅行した。このことは今度、たぶん書く。

大好きな5月。新緑が眩しい光の季節。思わぬ再会もあった。すこしの心配事もあった。5月の思いをひきずりながら6月が過ぎゆく。

4月のお出かけ

 連休スタート。といってもあまり関係ない。無職の身なればお出かけは人の少ない平日にかぎる。でもみんなが休みのときにはイベントがある。(少し前まではそのイベントに関係のある仕事をしていた。少し前じゃなくてけっこう前かな)

 先日、「市ヶ谷の杜 本と活字館」に予約して行ってきた。むかし広告代理店にいた頃ここ大日本印刷に来たことがある。


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いまはその時計塔を再現した施設になっていて、印刷の歴史や仕組みが楽しくわかるように展示やイベントがある。ちょっとした体験もできる。係の人が親切で説明もわかりやすくてよかった。

 さて、帰り道。四ツ谷までなんとなく歩いて来ていたのでそこから電車に乗ろうと思った。なんだかずいぶん消防車や救急車が走ってるなーと思いつつ改札に入った直後、「ただいま当駅で人身事故が発生したため運転を見合わせています」と放送が流れた。

そのまま改札を出れば0円とのことなので友人と二人、地下鉄で帰ることにした。

武蔵野線に乗る友人はいつも一緒に中央線に乗って西国分寺駅まで行く。

ところが丸ノ内線荻窪まで帰ってきたもののスマホを見るとまだ電車は動いていない。仕方ないので、いま乗ってきた地下鉄にまた乗って新宿に戻る。

 新宿から西武線に乗り換えて帰ってきた。

乘りなれない西武線新宿線池袋線がある。そこから中央線のどこかにバスも行っていて案外便利だと再認識した。何しろバスが好き。利用しない手はない。

 

シニアコム

 いろんなことがあってフルタイムでは働けないけど、家にはお金がなかったのでいつもアルバイトをしてきた。同時にいろんなモニターに登録したり治験に参加したりして家計を動かしてきた。(支えてきたというのとは微妙に違う)

 50歳になった頃、シニアのためのサイトに二ヶ所登録する、というモニターがあってもちろん参加して座談会にでてなんとなく意見を言ったりしたと思う。

そのまま二ヶ所から退会することなく、ごく稀に気まぐれになんか書いたりもしていた。

 そのうちの一つ、「シニアコム」というサイトが閉鎖するという知らせがきた。それなら貯まったポイントも使わないともったいない。

このサイトで以前「その人らしい生き方とは」みたいなコーナーに応募したらインタビュー依頼がきて編集部まで行ったことがある。いま検索したら「属性にとらわれず自由に生きたい」みたいなサブタイトルで紹介されていて、むかしからわたしはわたしだった。(当たり前)

その時の取材料が5千円!かと思って喜んだのに5千ポイントだった。

交換するなら・・・・と見てみたらその当時はまあまあシニア女性がほしいものがポツポツあったように思う。

 それから何年もときが経ち、まさかの閉鎖と知って再びサイトを開く。5千ポイントをなにかに交換しようと思った。ところが・・・交換品がぐっと少なくなっていた。日本酒がやけに多くて、ほしいものが見当たらない。以前あった化粧品もないので問い合わせてみた。返答は希望が集中すると行き渡らなくなるおそれがあり云々・・・とあまり納得の行くものではなかったが、まあ仕方ない。

 その返答のなかにプレゼント応募する時にポイントを使ってオークション形式にする方法がある、と書いてあった。出すポイントの多い人がプレゼント当選するわけ。

ふーん、そうなのか・・・と思ってとりあえず展覧会チケットに応募してみた。ポイント半分くらい使った。当たるかどうかわからない。

残りのポイントで青汁?かヘアカラートリートメント?に交換しようかなあ。

苔むした石段

 こちらに来てから寒い日が続いていた。みぞれも降った。ベランダから見ると大室山のあたまが白くなっていた。

 ようやく日差しが届き高原にも春らしい日がやってきた。夫も順調に回復し来月からは仕事にも復帰できるようだ。

 今日は街に下りて買い物したりランチを食べたりした。観光地なので店には困らないが地元の食材を安く美味しく食べさせてくれる店を見つけるのは楽しい。

 いつも前を通るだけだったけれど今日入ってみた「黒きち」。

 

f:id:mirotokei:20220325181154j:image鮪のガーリック焼き定食。

すごいボリュームでとても美味しくてこれで1500円は安いと思う。帰りに話をしたら黒きちは猫の名前とのこと。小皿とかも猫で可愛かった。天井も高くてお洒落な雰囲気の店。

 

 午後になり、日があるうちに散歩に行く。

毎日地図を見て違う道を歩く。今日は気になっていた石段を上ってみることにした。上り始めてすぐに後悔した。わたしはそれこそ猫みたいに上るのは平気だけど下りるのが怖い。手すりもなく苔むした小さな石段。足場はスニーカー1つ分の狭さ。戻りたいが戻るのがこわい。すぐにどこかに着くかと思ったのが甘く、曲がってまだ先がある。後悔先に立たないので黙々と上る。バランスを崩したらどうなる??という考えを振り払いやっと上りきり、見慣れた道に出てホッとした。

 上から細い石段を眺めて、よく上ってきたな〜と思い帰る近道に出たのでちょっと嬉しかった。

 だいぶこのあたりの地図が分かってきた。

日曜日には東京に戻る。次いつ来るかは決まっていない。