一人になりたくて…(卒婚という選択)

60代女性の一人暮らし。本が好き。

記録と記憶

二ヶ月近くの「はてな不在」。このままもう消えてしまうのか?と内心思わないでもなかった。何故かはわからないけれど、いろんなことやいろんな人々の動向を見聞するのがちょっと煩わしくなり、まず、ツイッターからのお知らせ(毎日すごかった)をストップした。もともとあまり自らツイートすることなく読むだけだったが、それもどうでもよくなった。

 時間はあるのだから時間のムダとも思えない。なかなかナイスな情報を得られる事も多かったと思う。でもちょっとお休みした。

発信することってなんだろう、と思うときがある。20年以上もあちこちで何となくブログを書いてきたから時々そうして立ち止まることがあった。

 

書くことは自分にとって必要で、それはいってみれば「じぶんのため」だった。内省や記録のためであり、創作するという表現の手段だった。しかしまあ、それほど難しく考えなくてもいいのがブログの良いところであって、べつになにも考えずに気ままに書けばいいんだよね、と思い直してこうして戻ってくる。そのくり返し。

 

最近また、少しずつ 少しずつ荷物の整理をしている。

ここに引っ越してくるとき、途方もなく大変な思いをして親のものとじぶんのものと家族のものを片付けた。どうにかこれくらい、と思うものだけを持ってきた。

でもまた引っ越すつもり。

最初の一年は二人暮らしだったし、荷物が多かったのでそれなりのスペースが必要だった。でも一人暮らしにはここはぜいたくだ。毎月の家賃に家計が圧迫されて先を見るのがこわい。

いろいろまた処分していこうと思う。

「書いたもの」がたくさんある。家計簿、日記、手帳、雑記帳。

それらはとんでもなく大きい山みたいだ。どうするの、この山たち、と思っている。

何十年も前のじぶんと出会う。一生懸命だったことは間違いない。膨大な出来事や感情がつめこまれているからなんだか山みたいに見えるのかもしれない。手紙類なんかは殆ど処分してきた。もらった手紙は捨てられるのに、じぶんが書いたあれこれは捨てられなかったんだから、記録と記憶にまだこだわっているんだと思う。だけどもう、そろそろどうにかしようと思っている。