一人になりたくて…(卒婚という選択)

60代女性の一人暮らし。本が好き。

今はこれで良し

 日々暮らしていく中でいろんなことを選択していくわけだけれど、「通う」というのがそのひとつ。引っ越してきて二年ちょっと。引っ越し前に通っていたところで辞めてきたのはまず「カーブス」。7年位行っていたかな。嫌なこともたくさんあった。でも、大切な友人を得た。(スタッフだったが職場に馴染めずすぐ辞めた、辞めてからぐっと親しくなった、20歳位年下。)嫌なこともありながら通っていたのは運動習慣がなかったからで、そういう点ではとても助かった。

 通院していた医院は、前にも書いたけど偶然にもドクターが転院してこちら方面に来てくれた。毎週通っていたヨガを諦めたくなくてあまり遠くない所に引っ越した。今でも楽しく行っている。

 それから通い続けていたのが歯医者と美容院。この二つ、とてもデリケートな関わりだと思う。髪型や担当スタッフとの相性。吉祥寺の美容室にずっと行っていた。でもコロナで足が遠のいてしまった。

 歯医者はさらにデリケートで、20年以上通っていたので、引っ越してからも定期健診に行っていた。バス、電車、バス、と乗り継いで行く。交通費もかかる。先月、すぐ近所にピカピカの歯科医院がオープンした。ちょっと迷って通いなれた歯科医にも電話して正直に迷いを打ち明け、とりあえず新しい医院を予約してみた。結果、明瞭な若い先生で説明も丁寧で、「年齢のわりには良い状態」と褒められたこともあり、ここに通うことにする。

 そして美容室。これがまた、すぐ近所に見つけたのだ。ここは新規ではなく以前からあるらしい。女性スタッフが担当してくれてこじんまりした落ち着ける所、というわたしの希望条件に合致した。髪型は「こんな感じ」と写真を見せればよい。結果、ちゃんと希望通りにしてくれた。しかもビックリするくらい安い!吉祥寺の半額!

 というわけで、このデリケート個人問題が二つ、うまく解決したような気がする。二つとも近所にある。わたしはこの地にしばらくいるつもりだろうか?と自問する。この賃貸マンションは環境も住み心地も抜群。離れたくない、といつも思う。だけど、一人暮らしには相応しくない。ちょっと夫が同居していたので部屋が一つ余っている。家賃が高くて通帳を見るたびため息がでる。

 いろんなことを選択して、日々を生きて行く。「今はこれで良し」と考えることで歩みを進める。