一人になりたくて…(卒婚という選択)

60代女性の一人暮らし。本が好き。

やっぱりまだダメだった・・・(ガッカリ)

洗濯できるようになった、と喜んでいたけど、やっぱりまだダメだった。

昨日のリハビリで「洗濯もの干すとき手が伸ばせるようになった」と言ったら、

「まだ無理してはダメです」とのこと。まだ骨はくっついてないし筋肉にダメージはあるのだから負荷をかけてはいけない。前の先生は家事はリハビリになりますと言っていたけど、どれくらいしてもいいのかちゃんと確認していなかった。

だけど洗濯したいの。つまり、洗濯ハンガーに届くように何か台に上るかハンガーを低い位置に下げれば良い。もちろん上るのはあぶないからナシ。

最初の頃は左手は全く動かなかった。でも掌グーパーしてるうちに指先は動き、固定が取れたらすこし上下動かせるようになり、今は水平まで上がる。リハビリ先生も水平まで良しと言ってくれた。

それで、突っ張り棒にハンガーをかけさらにそれに洗濯ハンガーをかけて低くした。右手でベランダに出す、大成功。

シャンプーしたりドライヤーで乾かしたり、洗顔したり、ちょっとずつ左手を使う。

昨日、レントゲン写真みながら説明を聞いて「いろいろできるようになるのはまだまだ先かもしれないなー」と思った。まだまだかあ・・・と思いながら帰ってきた。

電車に乗れればいいのに、まだ乗れないのでバスがくるまで長いことベンチに座っていた。ようやくバスがきて最寄り駅につく頃には気を取り直していて「夜ご飯はお弁当にしちゃおう」とクイーンズ伊勢丹に寄ってきた。重いものを持ってはいけないので余計なものは買えず、無駄遣いしなくてすむ。

 

今朝、テレビを見ていたら「脳の老化」みたいな話をしていた。

老化を防ぐためにはプラス思考でいればよい、「疲れた」「もうタイヘンだ」「嫌だ」と思ったりしても「でも」と付け足せば良いという。

それはそうだ。無意識にいつもそうやってきたと思う。「でも、だいじょうぶ」「でもがんばろう」とじぶんを励ましてきた。

ところが意外とマイナスで否定的発言を連発するのがかつての夫だった。

数十年前、わたしが高熱をだして新婚旅行に行けなくなった時から。気の毒に思った旅行会社が後日別案をだしてきてくれても、とにかく「もう行けない」の一点張りだった。忘れもしないあれが最初の大きな疑問符だった。

母の介護をしていたときもわたしが新しい仕事を見つけたときも「無理でしょ」「できないでしょ」と、とにかく何かにつけてまず、否定する。

だから、いつからかわたしの相談相手は三人のこどもたちになった。

いまは一緒に暮らしていないのでわからないけれど、むかしほどヘンなことは言わなくなったし、今回はたくさん助けてもらったのでそれは感謝しかない。でも思う。じぶんを励ますのはやっぱりじぶんなのだ。