一人になりたくて…(卒婚という選択)

60代女性の一人暮らし。本が好き。

桜橋で会いましょう

ゴールデンウィークは忙しいからキライ、という時期があった。そういう仕事をしていた。働かなければ生きていけないし、どうせどこも混雑している。お金稼いだほうが良い、というふうに考えることにしていた。

そういう時期が過ぎ、ゆったりと過ごせる連休がわたしにもやってきた。

いや、無職となったので関係なくなった、というのが正しい。

 

タイミングよく図書館に予約しておいた本が、先週、宅配された。

読む本がなくなりそうだと焦る。活字が好き、紙のが好き。ウェブページを読むことに慣れていないからネットニュースではなく、新聞を読む。どなたかのブログを読んだりするのもきっとたのしいのだと思うけど、ほとんど読まない。紙でくる会報は書かれた記事をしっかり読んだりする。

まだ重いものを持てないので、図書館からの宅配(4冊くらい)はとてもありがたい。

いまは川上未映子さんの「黄色い家」を読んでいる。予約してから二ヶ月くらい待ったと思う。

近頃は河崎秋子さんの本を気に入っていて「颶風の王」「清浄島」「絞め殺しの樹」と続けて読んだ。 最新作でなければ予約している人が他にいないのですぐに借りられるし延長もできる。河崎さんは羊飼いという経歴を持つ。カッコイイと思う。

それから一穂ミチさんの「光のとこにいてね」が話題になったのですぐに借りて読み、続けて「スモールワールズ」を読んだ。知らない作家さんだったけれど、人気があるのはわかる気がした。他にも読んでみたい。

ルポでは斎藤彩さんの「母という呪縛 娘という牢獄」 それから「ある行旅死亡人の物語」武田敦志さん他、が面白かった。現金3400万円を残して孤独死した身元不明の高齢女性。その謎を追っていくのは小説とはまた違って興味をひくものだった。

 

そんなわけで、毎日は本とゲームと散歩で過ぎていく。リハビリや買い物にも行く。ヨガにもまた行けるようになった。緑が美しい5月がやってきた。

近くのバス停に「桜橋」というのがある。川沿いに遊歩道があるのかもしれない、と友人が言い、そこを散歩してみることにした。連休の予定は今、それと、娘がくること。

娘夫婦がきたらテーブルの配置をかえてもらおうと思っている。

テーブルの配置を変えてもらったら今度は気分転換に友人と川沿いの散歩。バスに乗って行き、バスに乗って帰ってくる。