一人になりたくて…(卒婚という選択)

60代女性の一人暮らし。本が好き。

読みたい本があれば・・・。

 

お題「気分転換」

 

 今回こちらに来て「あれれ⁉」と思ったことの一つは来た翌日に図書館からお知らせメールがきたことだ。わたしは居住地の近くの二か所の図書館に登録していて読みたい本はそこで予約することが多い。多少古くなると古書店やネットでも購入できるけれど新刊や話題の本は図書館に予約して大人しく順番を待つ。

 前にも書いたけれど桐野夏生さんのファンで最初から全作品読んでいる。5月末に新刊「インドラネット」が発売された次の日にはシッカリ図書館に予約した。一番乗りかと思ったのに10番目以内だったかな。それで、楽しみに待っていた。こちらに来る前図書館のサイトを見たらだいぶ順番が近づいてきていた。でも借りて読んで返却する日数を考えるとそれなりにかかるのでちょうど東京に戻った頃に自分の番が来ると思っていたのだ。ところが!東京を離れたとたん図書館からメールがきた。「予約の本の用意ができました」・・・。

 あれれ、しばらく東京に戻らないので借りに行けない。図書館のページを見るとその本は順番を待っている人が72人いる。この機会を逃したら一年近くは待つことになる。ショックで悲しい。でも、仕方ない・・・。でも諦めきれない。

 と、いろいろ考えた。そうだ、ここにも図書館はあるだろう。住民の夫に登録してもらってカードを作れば良い。早速調べたら遠いけれど図書館はあり新着図書に「インドラネット」もある。貸出中だけれど順番を待つ人はゼロ。やったー!夫に話したら快く了解してくれて、今日、1時間位かけて車で行ってくれた。登録して予約してきた。あとはバスや電車を使って一人でも利用できる。うれしい。

 わたしの気分転換はやっぱり本だ。夫の住む地方のここには豊かな自然がある。美味しい食べ物もある。でも「活字」がない。まず、調べて新聞を配達してもらう事にした。あとは持参の本を読むつもりだった。でも図書館があることがわかり、コミュニティセンターや移動図書の車を利用できることが判明した。「これでもう一年位はいられるでしょ」と夫が笑っていた。たしかに、この地に親しみを感じ始めている。