一人になりたくて…(卒婚という選択)

60代女性の一人暮らし。本が好き。

海の京都、その2

 念願だった伊根の舟屋を見ることができて本当に良かった。

それから丹後半島を海沿いにドライブ。道の駅で「鳴き砂」実演にビックリする。

 そして、その道の駅にあったポスターを見て「海辺のブランコ」に行ってみることにする。わたしたちはこうして道の駅でガイドブックには載っていない情報を得て寄り道をすることが多く、たいていは穴場というか観光地化されてないから人も少ない所で「ここいいね!」となることが多い。

 さらに「道の駅」にはスタンプがある。列車の駅スタンプも道の駅スタンプも集めている。

 丹後半島夕日ヶ浦のビーチブランコをみつけたところ。

 

 夕日ヶ浦でスニーカーを砂だらけにしたまま今夜の宿泊地、城崎温泉へ。

城崎温泉は有名な温泉地だから高級旅館も多い。節約旅行をしているわたしたちは「喜楽」という宿を検索して予約していた。高額ではないしスタッフも館内設備もよく、個室で食べる料理も美味しかった。

 城崎温泉といえば志賀直哉の「城の崎にて」。城崎文学館へは翌日の朝行った。自分へのお土産はここで買った「本と温泉」関連のいくつか。

 旅は三日目。今日は兵庫県を出て再び京都に出る。まず玄武洞へ。ツアー客がまとまっていてあまり良く見えない。

 

 京都は床みどりが美しい実相院を目指した。数年前、娘と京都旅行した時にも行きたかったのだが交通が不便で諦めた所。今回は夫が運転するレンタカーのナビが頼り。

写真撮影が禁止の床みどりは本当に美しく、庭園もよかった。座り込んでのんびりした。

三日目の宿は京町家。

一棟貸しの町家宿泊施設が4軒並んでいて係の親切な女性が「今日は予約した人が他にいないのでどのお家でもいいですよ」と1軒ずつ鍵をあけて案内してくれた。チェックインギリギリの5時近くに行ったのにとても優しくて嬉しい。迷ったすえ手前に洋間があり奥が和室、二階がツインの寝室という家にする。自炊セットは完備している。

 

 翌日はレンタカーを返却して、電車で伏見稲荷大社へ。

昼過ぎ、帰りの新幹線に乗った。

三泊四日、楽しい旅だった。たまに会うから仲良く過ごす「卒婚夫婦」。けっこういいと思う。