一人になりたくて…(卒婚という選択)

60代女性の一人暮らし。本が好き。

清瀬でランチ

  先日、夫が上京して数日過ごした。何となく穏やかに一緒にいられるのはやっぱり一週間位かな。最初は最近の出来事なんかを二人とも喋りまくって楽しく過ごす。ちょっとずつ気もつかう。でも、気ままな一人暮らしを楽しみ始めているので、だんだんと煩わしい気持ちが出始めてくる。一週間くらいがちょうどいい、わたしは。

 向こうはどう思っているのかわからない。一人暮らしを望んで別居を提案したのはわたしなので、やっぱり夫は寂しい気持ちもあると思う。わたしの希望を受け入れてくれたので、夫には機嫌よく田舎暮らしを楽しんでほしいと思う。

 東京での用事も済んでヒマな日が出現し、さあどうしようかということになった。ドライブでも行くか、近くに、というわけで「懐かしい清瀬」へ行くことにした。清瀬には小児病院がありずいぶん通った。娘と一緒にバスと電車を乗り継いで行ったし、夫の車でも行った。長女が入院してからはわたし一人で行ったり、退院後の通院にも何度も行った。「患児を守る会」に入って転院を決めたときは医師から投げつけられた言葉に傷ついた。

 清瀬、という地名はわたしにとって何かの起点なのだと思う。場所というか、地名に心が反応する。娘を病院において誰もいないホームで電車を待っていた冬の日、鈍色の空を見ていた若い母親だったあの日。

 あれから数十年の時が過ぎた。

今回、清瀬の金山緑地公園というところに行ってみた。

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 秋の終わり、冬の始まりの、静かな公園だった。ついでに近くの水天宮日枝神社にも行ってみる。そしてどこかでお昼を食べようと検索して見つけたのがここ。

カフェ「るぽ」

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神社からすぐで駐車場もあり、素敵な外観。そして食事セットの美味しかったこと!

わたしはお芋のグラタンにした。サラダ、パン、スープ、珈琲もセットで1300円だったと思う。ワッフルやケーキも食べてみたい。

 いい店見つけたねーと二人で喜んだ。なんでもドラマ「相棒」のロケにも使われたそうだ。気に入ったのでまた行こうと決めた。うちから車で30分くらい。

 かつて清瀬はとても遠かった。でも、ここに引っ越してきたらちょっと近くなり、しかもお気に入りの喫茶店を見つけたのでイメージが塗り替えられつつある。