一人になりたくて…(卒婚という選択)

60代女性の一人暮らし。本が好き。

捨てる、売る、寄付する。

 また引っ越すの?タイヘンだね〜と言われる。じぶんでもそう思う。

でもいろいろ考えた結果、一人暮らしを維持するためには転居しかない。

4年前に引っ越してきたとき、気が遠くなるくらい親の荷物があった。

捨てて捨てて、「これくらい」と思うだけのものを持ってきた。後で考えようと思いながら今になり、箱を開けて整理開始。母親がデパートで購入した東京スタイルのコート、サンヨーのコート、オンワード樫山の礼服、東京ソワールのコートやドレス。

みんなレトロ感いっぱいだけれど点検してみるとそれほど状態は悪くない。

 母の遺品から頂戴して使用しているものはすでにいくつかある。安物しか持っていないわたしは有り難く活用させてもらっている。

しかし冠婚葬祭用の服はすでに持っているし(むかし母が買ってくれた気がする)微妙にサイズが大きいから処分しようと思った。

 

 処分したいのは自分の服もたくさんあり、そうそう、服以外にもたくさんあるのだった。なるべく身軽になって引っ越しをしたい。不用品は捨てよう。でも捨てるにはちょっと惜しいモノたちがけっこうある。メルカリで売れそうなものは売る(ちょっとめんどくさい) ジモティーに出して手渡す(手っ取り早い)。あとは「古着deワクチン」を申し込んだ。有料の袋を購入して大量に詰めて引き取ってもらえば良い。開発途上国の子どもたちのワクチン代になる。

 こうして少しずつ 片付けをスタートさせた。

今日もふと目に入ったのが七宝焼の道具一式。むかしわたしが使っていたミニ電気炉や釉薬がいろいろ出てきて懐かしかった。これはメルカリに出品。釉薬いろいろは格安にしたのですぐ買い手がついたけど、古いミニ電気炉はどうなることやら・・・。

恩師に結婚祝いに頂いた南部鉄器もある。重い。使っていない。でも手放してはいけないような気がしてずっと持っていた。これ「タカラの持ち腐れ」とかいうのかしら。