一人になりたくて…(卒婚という選択)

60代女性の一人暮らし。本が好き。

買わない生活

 いよいよここから出ていくときが近づいてきた。毎日、不用品の整理をしつつ要るものは箱にしまったりしている。前述したように引っ越したくない気持ちはまだ強く、

少々憂鬱ではあるけれど、もう進むと決めた。次の住まいの鍵ももらった。ルーフバルコニーとかいう広いベランダがある。森の中ではないのでそこにテーブルを出してオシャレに食事したりはできない。でも同じ高さに接近する家屋がないようなので、そこで天気のよいときには本を読んだり、夕焼けを見たりすることができるかもしれない。

それを楽しみにしよう。

 引っ越し荷物を少なくするため今は「なるべく買わない生活」をしている。

テイッシュやペーパー類、調味料、飲料などなど安い時に購入してストックをしておきたい品々、今はストップ。もちろん身の回り品も買わない。増やしてはいけない。

 「古着deワクチン」https://furugidevaccine.etsl.jp/は「重くなるので玄関で作業しましょう」という注意書きがあった。本当にかなりのものが入った。未使用品もかなりありもったいない気がするもの、三人の子どもたちを順々に包んでくれた懐かしいクリーム色のおくるみ。大好きな猫が亡くなったとき這っていって頭をくっつけていたわたしの古いコート。

 どれもこれも大切にしていたけれど、思い切って別れを告げた。思い出はこころの中に大切にしまってあるのでもう現物がなくてもいい、ようやくそう決心した。

 

 7人と一匹で住んでいた二世帯住宅からここに引っ越してきた。今またさらにコンパクトな暮らしにシフトしようとしている。

もっといろいろ処分しなくてはいけないのかもしれない。一番やっかいなのが実家から持ってきたリビングテーブルだ。重いしちょっと大きい。でもなんか父母の思い出があって未練がある。父が煙草の灰をこぼした跡もある。きれいにし家具用のシールを貼って可愛くした。当初はそこでお茶を飲んだりしていたけれど、いつしか使わなくなった。処分するべき筆頭なのはわかっているが決心がつかずたぶんこのまま持っていく。

 置く場所があるのか?ギリギリかなー。パソコンデスク、テレビ台、本棚3つ。これらをとりあえず一つの部屋に置いちゃうつもりでいる。

 まだ使えるけど古いプリンターをジモティーに出したら数件の問い合わせがあった。

その中で好感をもった女性に譲ることが決まりホッとしている。今日、引き取りにくる。母の和装用バッグも困っていたが値下げしてメルカリで売った。

 

 多少疲れている。昨日は雨上がりの夕方、散歩にでかけた。そうか、この景色も思い出となるのか、ちょっと感傷的な気分になった。


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